このページをご覧頂き、ありがとうございます。

「溝江先生の掲げる語学の世界を思う存分体験したい!」

そんな声をこれまで多数頂いてきましたので、
今回は超越文法の講座の中でも、
非常にマニアックで、ディープな内容をお届けしようと思います。

とはいえ、
「マニアックだから実用性がないのか?」
というと、決してそんなことはありません。

非常に抽象度が高く、マニアックな内容を、
今すぐ使える、超実用的な語学学習へと落とし込むという、
一見すれば無理難題だとも言われそうな講義を
今回、溝江先生にはお届けして頂くことになりました。

そして、だからこそ唯一無二の講座になっていると
自信を持ってオススメ致します。

今回の講座のテーマは、「言霊」

なぜ、「言霊」なのか?

早速ですが、その秘密について、
これからご説明していきましょう。

今回の講座に入る、入らないに限らず、
読むだけでも学びのあるものになっているのは保証しますので、
ぜひ最後まで、メモを取りながら読んでみて下さい。

なぜ未知の言語が
理解できるのか?
The gravity of language

この世界には、現在6900もの言語が存在しています。

つまり、私たちはこの世界に存在する
言語のほとんどを理解できていないのです。

そして、多くの人々は未知の言語に遭遇した時、

「私の習ったことのない言語だ・・・」

と、その時点でシャッターを下ろして
理解することを避けてしまいます。

では、例えば、
もし世界中の人とコミュニケーションを取ろうと思えば、
6900もの言語、全てを覚えなくてはいけないのか?

もしくは、6900とは言わないまでも、
英語を覚え、イタリア語を覚え、フランス語を覚え…。

そうやって次々と言語を覚えていかなければ、
語学力は上がらないのか?というと、決してそんな事はありません。

そうではなく、語学学習における本質は、「類推力」にあります。

類推力とは、文法も単語も知らなくとも、
発音やその文字の形を見ただけで、

「もしかすると、こんな意味があるのでは・・・?」

と、察することのできる力のことを指します。

実際、溝江先生は15ヶ国語もの言語を操ることができますが、
たとえ全く知らない言語が話されていたとしても、
その言語のネイティブスピーカーと少し会話をすることで、
“なんとなく”その言語を話せるようになってしまう
のです。

(文法はめちゃめちゃだったりするのですが、
 “なんとなく相手が理解してくれるレベル”で、
 伝わるくらいにはなるのです。)

そして、この「類推力」は、どんな言語を学ぶにせよ、
非常に大事な力になるのです。

受験英語によくある誤解
The gravity of language

よく受験生で、こんな幻想を抱いている人がいます。

「英語が得意になれば、
 きっと、どんな難しい英文が出ても、文章を見た瞬間に意味が分かって、
 スラスラと問題が解けるようになるんじゃないか?」

…ですが、実は英語が得意な人でも、難解な英文を読んだ時には、
すぐには意味を捉えられないことが、よくあるのです。

つまり、本当に英語が得意な人というのは、
“知っているから問題が解けるのではない”
のです。

そうではなく、たとえ意味が分からなくとも、

「この単語はこういう意味があるじゃないか?」
「この文章ってあれと似てるんじゃないか?」

そう考え、類推力を使いながら推理することができるのが、
本当に英語ができる人の共通点なのです。

これまで超越文法でも、
多言語を通じた語学学習をお届けしてきました。

では、なぜ、超越文法では多言語を学んでいるのか?

いろんな言語の文法や単語を覚え、
マスターすることを目的にしているのではありません。

そうではなく、
「未知の言語に遭遇した時の対応力を身に付ける」
ということを目的としているのです。

すると、結果的に英語の力も伸びてきますし、
それどころか、日本語の力を伸ばすことにも繋がるのです。

では、具体的にこの「類推力」をどう磨いていけば良いのか?

そのためには、2つの力が必要となるのです。

それが、

・言語の背景を感じ取る力
・シンボルを掴む力

です。

言葉はどこから生まれたのか?
The gravity of language

言語の背景を感じ取るには、
その辿ってきた歴史的背景を知らなければいけません。

そして、有史以来、世界中の言語学者は
「言葉の起源」を追い求めてきました。

私たちは今日、当たり前のように言葉を扱っていますが、
その言葉がどこから生まれたのか。

また、なぜ世界各国で扱う言葉が違うのか。
その謎の解明に、世界中の言語学者が取り組んできたのです。

旧約聖書の「創世記」において、
「バベルの塔」という有名な神話があります。

(ヨース・デ・モンペル『バベルの塔』国立古美術館蔵)

この神話では、人間は元々、
誰もが同じ一つの言語を扱っていたとされています。

ですが、同じ言語を使えるがゆえに、人々は結託し、
自分たちの力を誇示するために天にも届く塔を作ろうとしました。

「神様にも負けない力を、人間は持っているんだ!」

と、まるでその力を見せつけるかのように。

すると、その行為が、神様の怒りを買ったのです。

「同じ言葉を扱えるせいで、こうして神にも歯向かう行為をするのだろう」

そう考え、神様は互いにコミュニケーションが取れないよう、
一つの言語を多数の言語に分割しました。

そして、お互いの言葉が通じなくなった人類は、
バベルの塔を去り、世界中へと散っていきます。

こうして、今存在している
様々な世界言語が誕生したとされているのです。

もちろん、これは神話上の話です。

ですが、今も世界中の言語学者が
「言葉の起源」に関する研究を進めています。

クルガン仮説、アナトリア仮説、インド・ウラル語説など、
これまでも様々な説が誕生し、その研究が進められてきました。

それは、言葉の起源に迫ると同時に、
どんな言語にも通ずるグランドセオリーを見つける
大いなる旅路でもあったでしょう。

では、「言葉の起源」はいったいどこにあるのか?

インド・ヨーロッパ語の
抱える矛盾
The gravity of language

言葉の起源を遡る際、「この言語なしには語れない」と
ハッキリ断言できる重要な言語があります。

それが、インド・ヨーロッパ語です。

西洋諸語やヒンディー語をはじめ、
世界の広い範囲でこの言語が使用されているのです。

そのため、このインド・ヨーロッパ語を捉えることができれば、
主要な世界言語はほぼ全て把握できると言えるでしょう。

そして、インド・ヨーロッパ語とは、その名の通り
ヒンディー語やサンスクリット語をはじめとするインド周辺の言語と、
英語やイタリア語などの西洋諸語を中心に成り立っています。

ですが、実はこの2つの言語は、
「インド・ヨーロッパ語」という一つの言語体系であるにもかかわらず、
その関係性に大いなる矛盾を抱えているのです。

一体どういうことなのか?

例えば、

・S(主語)
・V(動詞)
・O(目的語)

への捉え方を見てみましょう。

西洋諸語では、Sを「主」、Oを「従」とし、
SVOの関係はSとOの主従関係だと考えました。

いわば、西洋文明においては、
SVOの関係性は権力の象徴なのです。

あくまでS(私)を中心に言語構造を捉える考え方は、
一神教である西洋文明ならではのものだと言えます。

では、その一方で、インド文法(=パーニニ)では
このSVOの関係性をどう捉えているのか?

インド文法では、Oは欲望の対象であり、
Vはその欲望を解消するための手段だと捉えています。

そして、Oは英語でObject(対象・直接目的語)を意味しますが、
インド文法では「カルマ」を指します。

カルマとは、簡単に言えば、人の犯した罪が
その人の霊的空間で結晶化したもの。

つまり、インド文法では、
行動することそのものがカルマを積む(罪を重ねる)こと
だと考えているのです。

すると、インドの人々は、
生きることそのものを苦しみだと捉えるようになります。

結果、人々が求めるのは
この世に生まれる輪廻から「解脱」することになりました。

これが、インド文法の根底にある考え方なのです。

SVOを権力の象徴だと考える西洋諸語に対して、
行動することそのものを「罪」だと考えるインド文法。

これほど決定的な違いがあるにもかかわらず、この2種類の言語は、
「インド・ヨーロッパ語」という一つの言語群としてまとめられてきました。

これこそが、インド・ヨーロッパ語の抱える大きな矛盾なのです。

そして、このような矛盾を抱えているのは
インド・ヨーロッパ語だけの話ではありません。

世界中に散らばる、ありとあらゆる言語には、
互いにその言語構造が大きく矛盾しているものが数多く存在します。

この矛盾に溢れた世界言語を、なんとか統一できないか。
また、その全ての言語の「祖」とも呼べる言語を解明できないか・・・。

そう考え、これまでも数多くの言語学者は
この世界中の言語の抱える「矛盾」に頭を悩ませてきました。

ですが、この矛盾を紐解くカギが、
実は、私たちの最も身近な言語にあるのです。

そう、それが「日本語」です。

「陰陽」を統合させる
The gravity of language

この世界に存在するすべてのものは、
「陽」と「陰」の要素に分解することができます。

簡単に言えば、「陽」とは、より現実に影響を与える要素で、
「陰」とは、より目に見えない心の世界に影響を与える要素です。

そして、これは語学においても同様のことが言えるのです。

世界中の言語学者が「言葉の起源」を求めましたが、
インド・ヨーロッパ語にもその「起源」があると考えられました。

そして、このインド・ヨーロッパ語の
起源となる言語のことを「印欧祖語」と言います。

実は、この印欧祖語は実在する言語ではなく、
あくまで仮想上の言語として定義されたものなのですが、
溝江先生曰く、日本語が非常に印欧祖語の言語体系に近いのだそうです。

西洋文明では、「ディベート」の文化にも代表されるように、
意思疎通を図り、“人を従わせるための道具”として
言語を活用してきました。

それは、西洋の歩んできた
植民地支配の歴史を見ても分かるでしょう。

ビジネス業界においても、それは顕著に出ており、
例えば、現在日本に存在するビジネス書のほとんどは
アメリカ発祥のものとなっています。

そして、日本人もそれを模倣することで、経済発展を遂げてきました。

つまり、言語を通じてより「現実面」へと
影響を与えてきたのが西洋諸語なのです。

いわば、西洋諸語は言語学における「陽」の象徴だとも言えるでしょう。

一方、インド文法では、「思考すらも物質」であると捉えました。

そして、「そういうことか!」と理解することをカタルシス(=浄化作用)と捉え、
言語を通じて「知る」ことは、心を浄化することに繋がるのだと考えたのです。

つまり、インド文法では、
「言語学習は心の鍛錬」
だと捉えたのです。

例えば、その生き様の究極こそが、苦行を乗り越え、
悟りを開いた仏教の開祖であるブッダの生き様でしょう。

言語を通じて「知る」ことで、心を浄化し、
さらに言えば、その先の真理へと近づくために
語学を活用してきたのです。

いわば、語学において、インド文法は「陰」の象徴にあたるのです。

もちろん、西洋にも数多くの大哲学者は誕生していますし、
インド出身の大数学者も数多く存在します。

ですが、言語の特徴として、
西洋諸語は、現実に影響を与える「陽」の要素が、
インド文法は、精神鍛錬を進める「陰」の要素が、
その言語の特徴として存在しているのです。

じゃあ、この言語の「陰陽」の要素をどう統合していくのか・・・?

それこそ、言語学者の求め続けた「道」なのです。

この「道」の合流地点が、実は日本語にあった・・・。

というのが、今回の「超越言霊術」で掲げる一つの“説”なのですが、
この“説”を紐解くカギが、日本語特有の感覚である「言霊」にあるのです。

日本人特有の言語直感
The gravity of language

私たち日本人には、日本人にしか分からない
「言霊の感覚」を持っています。

言霊とは何か?

例えば、「ツ」の言霊について考えてみましょう。

「ツ」は五十音の中でも、
最も力を込めやすい言葉だと言われています。

それは、実際に音を口で出してみても実感することができますし、
また、日本の地名にもその「言霊の感覚」が残っています。

その代表例が、「津市」です。

津市には、日本を代表する神社である伊勢神宮が建てられており、
古来から、「一生に一度の伊勢参り」と呼ばれるほど、
その地には毎年全国から数多くの人々が集まっていました。

つまり、「ツ」の言霊には、
エネルギーを一点に「凝縮」させるイメージが存在しているのです。

そして、私たち日本人は、この「言霊」の感覚を
五十音の全ての言葉に対して“直感的に”持っています。

いわば、私たち日本人は一つ一つの言葉に対して、
それに応じた「絵」を直感的に思い浮かべることができるのです。

ですが、例えば西洋人は、「A」という文字を見ても、
「エィ」という「音としての解釈」しか持つことができません

他にも、西洋人は風鈴の音を「雑音」と感じてしまうのですが、
日本人はその音から「風情」を感じることができます。

こうして、「音を単なる音として捉えない」日本人の言霊の感覚にこそ、
世界言語の謎を紐解くカギが眠っているのです。

言葉の「シンボル」を捉える
The gravity of language

そして、この「言霊」の感覚ですが、日本語だけではなく、
世界言語へと応用することができます。

例えば、超越文法でも最初にお伝えした「LとRの言霊」もそうでしょう。

「R」で始まる単語を見てみると、
roll(巻物),round(丸い),rotate(回転する)など、
「丸っこい」イメージがするものが数多く存在してします。

一方、「L」のつく単語を見てみると、
light(一筋の光),long(長い),line(一本線)など、
「長くて細い」イメージの単語が非常に多いのです。

これが、決して偶然ではないのです。

つまり、私たちは誰しも、
「R」にはなんとなく丸いイメージを持ち、
「L」には細長いイメージを直感的に思い浮かべるのです。

他にも、「P」の音には弾けるようなイメージがあり、
また、「G」の音には重たそうなイメージがあります。

この感覚こそが、
“その言葉を聞いただけで何となく絵が浮かぶ”
という言霊の感覚です。

つまり、「それぞれの音に対して、どんなイメージがあるのか?」
という言霊の感覚を掴むことができれば、
たとえ未知なる言語に遭遇したとしても、
なんとなく「類推」することができるようになるのです。

そのために必要な、

・言語の背景を感じ取る力
・シンボルを掴む力

この2つの力を、今回はこの「超越言霊術」ではお伝えしていきます。

“術”の世界から“道”の世界へ
The gravity of language

私たち日本人は、言霊を「言魂」とも呼びますが、
古来より、言葉には「魂」が宿るのだと考えてきました。

この「魂」とは、
その言語が今日に至るまで発展を遂げてきた歴史であり、
また、その言語を扱う「人」の歩んできた歴史です。

あなたはどこかで、全く同じ言葉を使っているにもかかわらず、
なぜかその言葉が心に響いたり、不思議と言葉に影響力がある人を
見たことはないでしょうか?

あれこそまさに
“言葉に魂が宿っているから”
なのです。

ケネディ大統領の演説で、民衆は歓喜し、
キング牧師の演説で、奴隷に苦しむ黒人は立ち上がり、自由を手にしました。

これは果たして、
“演説のテクニックが上手かったから”
なのでしょうか?

もちろん、それもあるでしょう。

でも、決してそれだけではないのです。

彼らには“テクニック”以上に、
国家の辿ってきた歴史的背景を感じ取り、
また、その歴史的背景に自分の想いを乗せ、言葉を紡ぐができたのです。

いわば、言葉に魂を乗せられたからこそ、
その一言一言に、人々は心動かされたのです。

影響力の本質とは、テクニックにはありません。

今回の「超越言霊術」でお伝えするのは、
その内容を知るだけで、単語の暗記は楽になりますし、
より直感的に、「語学」というものを捉えられるようになるでしょう。

ですが、そんな単なる「術」として扱うのではなく、
その言語のことをより深く知ることで、
自分の発する一言一言をより重みのあるものへと変えていく・・・。

それが、「超越言霊術」でお伝えしたい
本当の「言霊の秘密」です。

「サピア・ウォーフ仮説」と呼ばれる説があります。

この説では、
「扱う言語によって、人の思考回路すらも変わってしまう」
とも言われました。

つまり、言葉は、私たちの「思考力の源」でもあるのです。

だからこそ、扱う言葉への意識を変えることで、
思考回路すらもバージョンアップさせてしまう。

そんな、語学を単に語学として捉えるのではなく、
人生の「道」として捉えられるような講義を
今回はお伝えしていきます。

一番最初にもお伝えしましたが、マニアックだからこそ、
ここまで言語の世界の深淵に迫る講義はありません。

ぜひ、今回の講義では、
一般的な語学学習では味わえない世界をお楽しみください。

「超越言霊術」講座詳細
The gravity of language

それでは、「超越言霊術」の詳細をこれからお伝えしましょう。

超越言霊術では、全3回の動画講義(1本2時間・計6時間)を配布いたします。

具体的に、各講義でお伝えしている内容を簡単にご紹介すると・・・

Chapter1 言語学から解読する
宗教と歴史の秘密(2時間)

第1回目の講義では、全3回の講義の中でも、
最もディープな内容をいきなりお届けしていきます。

「言語学」を軸に、世界中の歴史や宗教、
神話の解読を行なっていくのです。

もちろん、ここで扱うのは単一の言語ではありません。

日本語をはじめ、英語やイタリア語、サンスクリット語や中国語など、
ありとあらゆる世界言語の解説を行なっていきます。

言語の変遷には、民族の歴史があり、
また、宗教による世界の対立や、政治の問題も複雑に絡み合って
現在の世界言語が成立しています。

そのため、言語一つを解説するとはいっても、
単に「語学」だけに向き合えば良いというわけではないのです。

そこで、第1回目の講義の中では、歴史や宗教はもちろん、
神話の解説や、時事問題の解説も取り上げていきます。

いわば、脳の中に語学の枠を超えた全体像を構築することで、
2ヶ月目以降の講義でお伝えする内容のための土台作りを行なっていきます。

情報量も多く、濃密な3時間となりますが、
その分、一生モノの学びを得られることは保証します。

いきなり「言語学の真髄」へと迫る講義をどうぞお楽しみ下さい。

Chapter2 「言霊」に隠された
世界言語のグランドセオリー(2時間)

2ヶ月目の講義では、1ヶ月目の内容を元に、
世界言語に隠された共通部分と矛盾を「言霊」を元に解明していきます。

そして、この「言霊」に隠された秘密もお伝えしてきます。

言霊の秘訣は、その言霊を聞いた時に、
瞬間的に「絵」を描けるかどうかにあります。

例えば、英語で言えば、
「fl」は流れるようなイメージ、「sp」は弾けるイメージなど、
世界言語には、人類共通のイメージが存在するのです。

また、この「言霊」を観察する際、
西洋諸語を見るだけではわからないものも、
日本語と照らし合わせることで解明できるものも多数存在するのです。

それは、6900も存在すると言われる世界言語の中でも、
漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字という4つの文字を扱う
日本語だからこそできる芸当でもあるのです。

扱える文字が多いということは、
一つの文字を多数の解釈に変換することが
できるということも意味します。

だからこそ、この日本語の「言霊」を軸にした言語変換によって、
世界言語のグランドセオリーを紐解くこともできるのです。

そして、それは同時に、
インド・ヨーロッパ語を始めとする、
「言語学の抱える矛盾」の解明にも繋がるでしょう。

言語学において、一体何が矛盾なのか。
そして、その矛盾を紐解くために、なぜ日本語が重要なのか。

その秘密をお伝えしていきます。

Chapter3 ディープストラクチャーから
世界言語を紐解く(2時間)

日本語に限らず、すべての言語に共通する構造があり、
この共通構造のことを「ディープストラクチャー」といいます。

そこで、3ヶ月目の講義では、2ヶ月目までの講義で「言霊」を元に紐解いた
この「ディープストラクチャー」を具体的な世界言語へと当てはめていきます。

英語やフランス語、イタリア語など、様々な言語で
この「ディープストラクチャー」がどう使われているのか。

実例を元に一気に2ヶ月で詰め込んできた「情報」を、
この3ヶ月目の講義で「使える形」へと落とし込んでいくのです。

一見全く別物のように思える言語にも、
必ず共通する部分があり、その共通部分にこそ、
世界言語に共通する「グランドセオリー」が存在します。

このグランドセオリーこそが、
いわば「言語直感」であり、「超越文法」だとも言えるのです。

この3ヶ月目の講義を受けるだけでも、
どんな言語を勉強するにせよ。単語の暗記は非常に楽になるでしょう。

現在、世間一般でも「語源から覚える」単語帳が存在しますが、
そのレベルではない圧倒的な背景知識とストーリーを元に、
一語一語の解説を行っていきます。

3ヶ月の講義を締めくくる講義として、
ぜひ取り組んでみて下さい。

■価格について

今回の「超越言霊術」ですが、溝江先生曰く、
「大学院の講義で伝えるようなレベル」
となっています。

でも、そうであるが故に、
「言語学」の世界を心ゆくまで楽しんで頂けるはずです。

ちなみに価格は、25,000円(税抜)とさせて頂きます。

言語学を通じて世界の宗教や歴史、
神話などを解説する貴重な機会となりますので、ぜひ、お楽しみに。

それでは最後に、今回の講座詳細をまとめます。

「超越言霊術」詳細
講義詳細
・Chapter1:言語学から解読する宗教と歴史の秘密
・Chapter2 「言霊」に隠された世界言語のグランドセオリー
・Chapter3 ディープストラクチャーから世界言語を紐解く
講義時間
1本2時間(計6時間収録)
価格
25,000円(税抜)

溝江先生からメッセージ
−矛盾を「叡智」へ昇華させる−
The gravity of language

溝江達英です。

言語学史とは、人間の進化の歴史であり、
これまでも数多くの言語学者が「普遍とは何か」を追い求めてきました。

例えば、ブルームフィールドのように、
「言葉は魂を抜きにして考えるべきだ。」という学派もあれば、
「普遍文法」を唱えたチョムスキーのように、
「魂を抜き、主観を入れないことで、言語は数学のように変形できる」
と考えた言語学者もいます。

ですが、このように、ある種「血の通わないもの」として
言語を観察すべきではないと考えた人々もいたのです。

その一人が、ジョージ・レイコフです。

言葉とは魂があってこそ、言葉であり、
チョムスキーの唱えた「Focus on Form(形に注目する)」ではなく、
「Focus on meaning(意味に注目する)」にすべきであると新説をたて、
その言語構造ではなく、意味にこそ魂が宿るのだと考えました。

つまり、「魂なくして(=人間なくして)、言葉は存在し得ない」と考えたのです。

言語学者の多くは、単に言葉を探求するだけではなく、
数学者としての一面も持っていました。

いわば、言葉を数式のように、論理構造を元に紐解くことで、
その共通則や、矛盾を解明していこうと考えていたのです。

ですが、その研究を進める過程の中で、
数式のようには解決できない問題に気付くことになります。

その一人が、ソシュールでした。

「言葉」という記号は、その言葉が発せられるまでの
コンテクスト(文脈)なくして理解できないと考えたのです。

例えば、日本語においても「すみません」という言葉は、
誰かに謝りたいときは、謝罪の言葉にもなり、
何かをしてもらった際には、感謝の言葉にもなり得ます。

言語学に限らず、どんな学問にも矛盾は存在し、
その矛盾を解明すべく、学者たちは研究に没頭してきました。

それはいわば、「真理の探求」とも言えるでしょう。

そして、私自身もその一人であり、
「言語の普遍性」の究極を追い求める場として、
この「超越文法」を立ち上げさせて頂きました。

私が超越文法を通して伝えていきたいのは、
何よりも日本語の重要性であり、その美しさ、素晴らしさにあります。

今回の「超越言霊術」においても、
日本語特有の「言霊」にこそ、これまでの言語学者が紐解けなかった
「言語学の矛盾」を紐解くカギが存在する…。

そんな「新たな学説」を打ち立てるわけですが、
ここに大きな言語学におけるロマンがあると思いませんか?

今回の講義は非常にマニアックではありますが、
言語学の世界を探求する一人として、これほどやりがいのある講義はありません。

語学に存在する矛盾を超えて、
どんな業界にも通用する本物の学び(=叡智)へと昇華させる。

ぜひ、そんな「言語学の宇宙」の解明に取り組みましょう。

それでは、最後までお読み頂き、有難う御座いました。

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